早稲田アカデミーがやらかしてしまいました。
早稲田アカデミー主催の合宿中に、回収していた340人分の貴重品が一気に盗難に遭ったそうです。
しかも回収していた貴重品の中には生徒の携帯電話やスマホまでも・・・。
早稲田アカデミーは一体どのようにして責任を取ろうとしているのでしょうか?
現在分かっている限りの情報をまとめました。
早稲田アカデミーとは?
関東を中心に展開している中学~大学受験専門の進学塾。
名前に早稲田とついていますが、早稲田大学や地名としての早稲田とは一切関係がないのがミソ。
早稲田アカデミーが毎年夏期に行っている合宿は、「日本一の夏期合宿」と銘打っている人気&恒例行事。
2015年度の夏期合宿には4200人の中学3年生が参加しました。
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スマホ盗難事件ハイライト
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合宿中にスマホ含む生徒の貴重品紛失
早稲田アカデミーの合宿中に、生徒340分の貴重品が紛失するという出来事がありました。
生徒から回収していた貴重品の中には携帯電話やスマホも含まれており、個人情報流出が懸念されています。
盗難に遭った予想時刻は、8月9日の午前2時から午前7時の間。
8月9日の午前2時頃に担当者が貴重品があることを確認しており、その5時間後に再確認したときにはすべてなくなっていたとのこと。
早稲田アカデミーは9日の夜に、携帯電話・スマホを含む貴重品の紛失のいきさつを保護者へと連絡しました。
その翌日10日の夜に改めて、早稲田アカデミーから保護者へ謝罪・対応について連絡。
SNSで拡散される
実際に盗難にあった生徒の保護者が、塾名を出さずにいきさつをSNS上に投稿。
しかしかなり特徴的な合宿システムであることから、早稲田アカデミーであることが瞬時に特定され、情報は一気に拡散しました。
また、保護者からは「盗難の連絡が遅すぎる」、「謝罪・対応に誠意が見られない」などの批判が相次いでいます。
合宿中に生徒に盗難を伝える
保護者からの批判のひとつに、「合宿中に盗難事件の発生を生徒へ伝えた」というものがありました。
早稲田アカデミーの合宿は8月8日からスタートしています。
合宿スケジュールは4泊5日。
合宿に参加している生徒たちは、合宿2日目にして盗難事件のことを聞いてしまったんですね。
残り4日間、「自分のスマホが盗まれた・・・」と知った生徒たちは、果たして合宿に集中できるのでしょうか?
集中できるはずがありません(; ・`д・´)
少なくとも私は無理です。
保護者はこのことに対しても「合宿中の生徒へ対する配慮が欠けていたのでは?」とSNS上で指摘しています。
早くも個人情報流出の被害が?
盗難の被害にあった保護者は、次のようなツイートをTwitter上に投稿しています。
ゆうべの長男・塾合宿携帯盗難の件。 さっそく、春から携帯持ったばかりでほとんど家族との連絡用としか機能してない、次男とこに非通知で着信があり、着信がある事自体マレなので「絶対に出るな」令を敷いているところ。これは、漏れてる可能性高い。親兄弟には連絡したが、お友達…どうしよう…
— PICTOMANCER (@pictomancer) 2015, 8月 10
滅多に着信の来ない家族の携帯電話に、このタイミングで非通知着信。
むむむ、これは怖い。
さっそく携帯電話・スマホ盗難による個人情報流出の被害が?
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早稲田アカデミーはどう責任を取る?
補償と返金対応
早稲田アカデミーは8月10日、保護者へ謝罪と対応についての連絡を取りました。
対応内容をざっくり言うと「盗難されたものに対する補償と、1万円の返金をする」というもの。
もちろん携帯電話・スマホの補償もすると言っているので、かなりの金額が動くことにはなりそうです。
まあ、当然の対応ですね。
ちなみに貴重品は誰でも自由に出入りができる場所に放置してあったそうです。
盗む方も悪いですが、こればかりは盗まれた方にも非はあります。
返金って何に対しての返金?
対応について気になるのが「返金」というフレーズ。
合宿中の不手際ということで合宿代金の一部を返金する、ということでしょうか。
それにしてはあまりにも少ない気がします。
上述した通り、盗難に遭ったことは生徒たちはすでに知っているんですね。
そんな不安定な心境で、合宿に集中できる生徒なんてほとんどいません。
しかもこの盗難事件は、合宿2日目の早朝に起こった出来事(全5日間の行程中)。
「実質、合宿期間中の5分の4は、身の無い合宿になってしまうのではないか・・・」という意見もチラホラと。
早稲田アカデミーの合宿費用は8万5千円前後です。
そう考えると1万円の返金というのは、やっぱり少々投げやりな気も・・・。
個人情報は返ってこない
また、いくら補償・返金対応を行ったところで、流出してしまった個人情報は戻ってきません。
最近ではベネッセの個人情報流出が問題になりましたね。
今回の個人情報流出は、ベネッセの時と比べれば物質的な件数は極めて少ないです。
しかし盗難されたものの中には携帯電話・スマホが含まれています。
もちろん携帯電話・スマホの持ち主の個人情報もありますが、アドレス帳には多くの友達の連絡先がびっしりと存在していることでしょう。
連鎖的に個人情報が漏れてしまうことを考えると、ベネッセの時よりも状況は悪いのかもしれません。
当然、携帯電話・スマホ自体が無くなったというショックも大きいですよね。
ベネッセは個人情報流出の被害者へ、希望制で500円分の図書券を送付しています。
それに対して早稲田アカデミーは、被害の大きさ・ショックなどを考慮して「1万円の返金」という形を選んだのかもしれません。
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管理人の所感
まあどんな形であれ、お金で償いきれるようなものではないんですけどね。
それにしても施錠のできない場所に、個人情報の塊をポンと置いておくなんて・・・(-_-;)
今後どういった展開になっていくんでしょうか。
ちなみに盗難に遭ったホテルは、早稲田アカデミーの貸し切りだったそうです。
貸し切りということに油断をしていたために起こった事件だったのでしょうか。
「貸し切りのホテルに忍び込んで、携帯電話・スマホなどの貴重品をピンポイントで盗んでいく外部犯」というのも、なんとなく違和感はあるのですが・・・。
となると盗難を行った犯人はホテル関係者か、早稲田アカデミー関係者?
まあ、考えていても埒があきませんね。
事件の真相も気になるところです。
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