盲目のピアニスト・辻井伸行。
2009年にヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールに出場し、日本人として初の優勝を飾ったという快挙を成し遂げたことで、一躍世界的ピアニストの仲間入りを果たしました。
2015年9月28日には、これまた世界的バイオリスト・葉加瀬太郎との共演も果たされます。
これを機に辻井伸行の存在を知る人も多いのではないでしょうか。
というわけで今回は、辻井伸行のプロフィールと、辻井伸行をここまで育て上げた父と母についてチェックしていきましょう!
辻井伸行の演奏動画も用意してありますので、彼の作り出す世界観をゆっくり堪能ください(∩´∀`)∩
辻井伸行プロフィール
出典 t.pia.jp
読み:つじいのぶゆき
生年月日:1988年9月13日
血液型:O型
出身:東京都
職業:ピアニスト
趣味:水泳、スキー、スケート、登山、ハイキング、カラオケ
出身校:上野学園大学
盲目のピアニスト
辻井伸行は先天性の「小眼球症」という病気を患っており、生まれてからこれまで眼球が小さいまま、一切成長していないんだそうです。
そのため辻井伸行は、光が一切感じ取れない全盲というハンディキャップを生まれつき背負っています。
この症状を告げられた両親は深く悲しみ、「深い谷底に落とされたようなショックを受けた」と述べていました。
ところが辻井伸行がこの世に生を受けてから8か月後。
両親は辻井伸行にある希望を見出したのです。
生後8カ月のとき、伸行の音楽への特別な反応に気づきます。彼は『英雄ポロネーズ』の音楽を聴くと、手足をバタバタさせてとても喜んでいたので、毎日のよ うにCDをかけていました。しかし、あまりに毎日聴きすぎたため、とうとうCDの表面にキズがついてしまいました。そこで新しい『英雄ポロネーズ』のCD を買って再びかけても、伸行の機嫌が直らないのです。「あんなに喜んでいたのに、どうしてだろう」「もう一度、喜ぶ顔が見たい」と思い、以前のCDとよく 見比べてみると、ピアニストが違っていたのです。急いで前のCDの演奏者・ブーニンが弾く『英雄ポロネーズ』のCDを買って聴かせると、伸行はすぐに上機 嫌に! 手足をバタバタさせて反応するのです。全身で喜びを表現しています。そのとき、この子は私たち以上の耳をもっている。音楽に敏感なんだ、と気づき ました。
引用元 http://www.jinken-net.com/close-up/1008.html
この出来事以降、辻井伸行の音楽の才能が一気に開花していきました。
ピアノを教えてもいなかった辻井伸行が2歳の頃、母が口ずさんでいたメロディーに合わせてピアノを弾いていたというエピソードもあります。
そして今では、数々の賞を受賞するほどの世界的ピアニストとして活躍するようになったのです。
辻井伸行の両親はどんな人?
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辻井伸行の父は?
辻井伸行の父は産婦人科の医者として活躍しています。
どちらかといえば音楽には疎い方で、辻井伸行と母がピアノのコンクールで盛り上がっていても、父は冷静なたたずまいでいるんだとか。
ピアノばかりに熱心になる辻井伸行に対しては、父は「ピアノもいいけど勉強もしなさい」とたしなめたことが何度もあるようです。
そのこともあって、辻井伸行は次第に父に反抗心を抱くようになっていきました。
辻井伸行と父との喧嘩が起こった時は母が仲裁に入る、というのがお決まりのパターンとなっていたそうです。
こうして聞いてみると、いたって普通の家庭だったんですね(・ω・)
子どもがハンデを背負っていたって、両親にとってみれば普通の我が子。
普通に怒りもするし、普通に喧嘩もする。
そんな普通の環境で、辻井伸行はすくすくと成長していきました。
そしてある時、辻井伸行の将来を考える会が開かれることに。
辻井伸行が17歳の頃、ショパンコンクールに出場した後のことです。
そこで辻井伸行の父は次のように話しました。
「大好物の寿司を、自分の力で腹いっぱい食べられるようになってほしい。それだけが願いです」
出典元 http://blog.goo.ne.jp/mocha40/e/6849911d4ad8b7ac408702c7aad9b74e
この言葉を聞いて辻井伸行は父の思いを初めて知ることになり、父への感謝の思いを込めて、「川のささやき」という曲を作り上げたのです。
川のささやき
こうして辻井伸行は、次第に父へと心を開いていくようになっていきました。
今ではピアノ以外のことも貪欲に取り組んでおり、多様な世界観を表現できるようにさらなる飛躍を遂げたようですね(*’▽’)
辻井伸行の母は?
辻井伸行の母は、子育て界では結構有名な人なんですね。
辻井いつ子という方で、子育てに関する講演を何度も開いているんだそうです。
辻井伸行がどんな道のりで世界的ピアニストになったのかを綴った書籍も発売していました。
また、「子育て広場」なるサイトも開設し、全国の子育てに悩む親御さんへ向けた取り組みも積極的に行っているんですね。
とにかく子育てに対して熱い思いを持っている辻井伸行の母。
母の力があったからこそ、辻井伸行は世界的ピアニストになれたといっても過言ではありません。
辻井伸行の演奏動画
それでは最後に、辻井伸行のピアノ演奏の動画をチェックしておきましょう!
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
La Campanella
管理人の所感
盲目のピアニスト・辻井伸行が世界に飛躍できたのも、父と母の力があってこそだったんですね。
母が辻井伸行の才能に気づかなければ、世界的ピアニストとして活躍することはなかったかもしれません。
辻井伸行の今後の活躍にも期待していきましょう(`・ω・´)
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