2020年に行われる東京オリンピック・パラリンピックに、またまた不穏な空気が現れ始めました。
「東京オリンピック・パラリンピックエンブレムはパクリ!?」という、パクリ疑惑が浮上してきたのです。
一体何があったのでしょうか?
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東京五輪エンブレムって?
2020年東京オリンピックの象徴
世界各国で開催されるオリンピックには、その年の開催地を象徴する”エンブレム”が開催国によって決められています。
オリンピック開催中はエンブレムがオリンピックの象徴として、開催国のいたるところに飾られます。
もちろん2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックにも象徴となるエンブレムがあり、先日そのデザインが発表されたばかり。
現在発表されている東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムがこちらです↓
【東京オリンピック】
【東京パラリンピック】
考案者は佐野研二郎
2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムを考案した人物は、国際的グラフィックデザイナーの佐野研二郎。
数々の大会で国際審査員を務めており、2014年には「FNS27時間テレビのポスター」も手掛けている、国内外問わず大活躍しているデザイナーです。
佐野研二郎のデザインした東京五輪エンブレムは、応募総数104点の中から選出されたもの。
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パクリ疑惑について
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何のパクリ疑惑?
7月29日、「東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムが、ベルギーにある劇場のロゴに酷似している」というパクリ疑惑が浮上。
さらに「スペインのデザイン事務所のロゴとも似ているのでは?」という疑惑も浮上しました。
ベルギーの劇場のロゴはこちら↓
スペインデザイン事務所のロゴはこちら↓
( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
_, ._
(;゚ Д゚)・・・まんま!!!
そのまんまじゃないですか!!!
これでは「ベルギーの劇場のロゴに、スペインデザイン事務所のロゴを足して2で割ったものが、東京五輪エンブレムのデザインだ」と言われてもおかしくありません。
これに最初に気づいたフランスのデザイン会社は、Twitterアカウントなどでパクリ疑惑の情報を拡散しています。
【関連記事】ヤンチヒョルトのプロフィールと作品画像!五輪エンブレム問題に決着?
佐野氏のアカウントが消されている
さて、東京五倫エンブレムに選出された佐野研二郎はどうしているかというと、現在Twitterおよびfacebookのアカウントを消して、連絡が取れない状況となっています。
言い分も弁明もなし。
まるでパクリ疑惑を認めて、逃亡したかのような振る舞いを見せています。
かなり濃厚か?
こうなってくると、「東京五輪エンブレムのパクリ疑惑はかなり濃厚なものだ」と思わざるを得ません。
「東京五輪エンブレムがダサい」と批判が広まったうえに、新国立競技場の件も収束していない中で、エンブレム自体のパクリ疑惑が浮上するなんて、一体誰が予想できたでしょうか。
2020年東京オリンピック開催まであと5年。
あと5年で無事に東京オリンピック・パラリンピックは開催できるのでしょうか?
不安は募るばかりです・・・。
【関連記事】【東京五輪2020】デザイナー佐野研二郎のプロフィールと今後の対応は?
ロゴの比較画像
2020年東京オリンピック
2020年東京パラリンピック
ベルギーの劇場ロゴ
スペインのデザイン事務所ロゴ
比較してみた結果・・・
うーん・・・。
見れば見るほど似ていますね。
スペインのデザイン事務所ロゴのパーツを切り貼りすれば、発表された2020年東京五輪エンブレムができちゃいそうです。
このままだとパクリ疑惑が、疑惑でなくなってしまいます。
エンブレムデザイン考案者の佐野研二郎からのコメントを待つばかりですね。
↓佐野研二郎の師匠・佐藤可士和についての記事をアップしました。
【関連記事】佐藤可士和のプロフィールと経歴は?作品と事務所から見える凄腕デザイナーの実力
管理人の所感
管理人も創作活動をしているので分かるのですが、パクリを意識していなくても、独自で手掛けた作品が何かに酷似することは多々あります。
完全オリジナルだと思っていても、誰かから指摘されたり、自分で偶然発見するなどして、ようやく気付く・・・なんてことも頻繁にあります。
しかし、作っている最中はやっぱり気づけないものなんですね。
今回の東京五輪エンブレムの件で、一番の問題点は「東京五輪エンブレムに似ているデザインの有無の調査を怠ったこと」にあると思います。
※コメントにて「IOCと東京の大会組織委員会は国際商標調査を行った結果問題ないと判断したとのこと」というご指摘をいただきました。
世界を代表するエンブレムになるのですから、パクリの可能性はしっかりと潰しておかなければなりません。
現在フランスのデザイン会社が、公式Twitterにて「2020年東京五輪エンブレムはパクリだ」と拡散しているところです。
ネットの情報伝達力はやはり恐ろしい。
たった1日ですでに日本、そして世界各国に「2020年東京五輪エンブレムパクリ疑惑」は広がってしまっています。
2020年東京オリンピック・パラリンピックまで、残すところあと5年。
今後の動向に注目せざるを得ませんね。
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> 一番の問題点は「東京五輪エンブレムに似ているデザインの有無の調査を怠ったこと」にあると思います。
とのことですが、IOCと東京の大会組織委員会は国際商標調査を行った結果問題ないと判断したとのことです。
怠ったとは言えないと思います。
ましてや、世界中の商標登録をしていない(ベルギーの劇場の)ロゴまで調査するのは物理的に不可能でしょう。
世界的にも国際商標調査を行えば良いというルールなのですから、IOCと東京の大会組織委員会に落ち度はないと思います。
佐野氏のデザインとベルギーのデザインを並べて見たら、確かに似ていると思います。
ただし似ていると感じるか否かは主観的なものなので、これをもってパクりだと断じることは出来ないと思います。
佐野氏のデザインが、佐野氏が自画自賛するほどのものだとは私は思っていませんが。
コメントありがとうございます!
調べてみると、確かにそのように述べられていました!
ご指摘ありがとうございます。
記事の方は訂正させていただきます。
シンプルなデザインですから、何かと似ることはあって然りですもんね。
また、自画自賛するほどのものだとは、さすがに私も思えませんでした。
提訴されたなら、今後の流れも大きく変わってくることですし、いろんな意味でこの先のことが気になってきます。
このロゴで問題だと思うのは、パクリかどうかは別として、これで商標登録ができるのかということ(まだ商標は認められてないらしい)、また仮に商標が取れたとしてもベルギーやスペインのロゴを排除できないことにあると思います。例えば、著作権者に許可を取って、ベルギーやスペインのロゴに「頑張れニッポン」とか文字を入れたTシャツを作製しても組織委員会はこれを排除できないのです。少し前にセブンイレブンの店長がおでんでオリンピックロゴもどきに配列した写真について組織委員会からクレームがついたとニュースにありましたが、仮にあのオデンの右上の丸(ダイコン)がなければ、ベルギーのデザインとは別と主張している以上組織委員会は何もできないのではないでしょうか。ロゴの使用には多額のお金が動きますが、このような欠陥を抱えたままでは問題だと思うわけです。