8月26日、突如として舞い込んできたのは「ハイスコアガール紛争問題」に終止符が打たれたという超朗報。
ハイスコアガールといえば、格闘ゲームキャラクターの無断使用が原因で、原作者の押切蓮介までもが書類送検、そのまま急遽打ち切り&回収となった伝説の漫画です。
ハイスコアガールの打ち切りから約1年。
ついにその紛争に「和解」と最高に良い形で決着がついた現在、「ハイスコアガールに連載再開フラグが立った!」とネット上ではさっそく話題になっているようです。
今回はそんなハイスコアガールの打ち切り騒動までのまとめと、ハイスコアガールの今後についてまとめました。
ハイスコアガールとは?
ハイスコアガールは2010年から連載されていた押切蓮介による漫画で、2013年版「このマンガがすごい!」オトコ編で2位を獲得するほどの大人気作品。
同年12月にはアニメ化も発表され、人気急上昇中の目玉漫画でした。
しかし2014年5月、SNKプレイモアが発行元のスクウェア・エニックスを刑事告訴していたことが明らかになり、それを受けたスクウェア・エニックスはハイスコアガールを回収、配信停止、そしてそのままハイスコアガールの連載を無期限休止という措置を取りました。
スクウェア・エニックスだけではなく、作者の押切蓮介までもが書類送検され、押切蓮介は「スクエニ社が許諾を取ってくれていると思った」とコメントしています。
当然アニメ化の話は白紙に戻され、多くのファンを残したままハイスコアガールという作品は「伝説」のまま幕を閉じるのかと思われていました。
ハイスコアガール連載再開!?
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ハイスコアガール紛争決着
それが2015年8月26日、急遽スクウェア・エニックスとSNKプレイモアより発表された「和解」の文書によって事態は一変。
ニュースサイトには次のように書かれていました。
両社およびSNKプレイモアの大株主であるLedo Millennium Co., Ltd.の間で、各社のコンテンツを利用した新たな協業機会の創出を可能にするため、本件紛争を早期に解決すべきとの合意に至り、2015年8月24日付 けで上記刑事刻についての告訴取消所を大阪地方検察庁に提出し、同庁に受理された。
引用元 http://dengekionline.com/elem/000/001/111/1111659/
多少都合よく解釈をすれば、「ハイスコアガールの連載再開によって、スクウェア・エニックスとSNKプレイモアの両社が大きな恩恵を受けることができる。だから今回の件は和解ということにして、ハイスコアガールの連載再開を目指す」というようにも読み取れます。
3つの和解内容
スクウェア・エニックスが提示した和解内容には、次の3つの事柄が明示されていました。
・SNKプレイモアは、上記刑事告訴を取り消す。
・スクウェア・エニックスおよび、SNKプレイモアは上記民事訴訟を各々取り下げる。
・スクウェア・エニックスは『ハイスコアガール』の出版および販売を継続することができる。
引用元 http://dengekionline.com/elem/000/001/111/1111659/
何より注目すべきなのは、3つ目の事柄。
・スクウェア・エニックスは『ハイスコアガール』の出版および販売を継続することができる。
という一文でしょう。
明らかにハイスコアガールの連載再開をほのめかすような内容です!
ハイスコアガール打ち切りまでのまとめ
さてそれではここで、ハイスコアガールが打ち切り(連載無期限休止)に至った経緯をまとめておきましょう。
アニメ化で浮上した著作権侵害
順調に連載を続けていたハイスコアガールに、著作権侵害の疑惑が浮上したきっかけは「アニメ化」。
アニメ化の話が浮上し、制作会社が著作権等の確認のためSNKプレイモアに連絡を取ったところ、SNKプレイモアは寝耳に水といった状態。
SNKプレイモアはスクウェア・エニックスに抗議。
ハイスコアガールの販売即停止を求めるも、スクウェア・エニックスからは約1年間まともに相手にされませんでした。
SNKプレイモアが大阪府警に告訴
スクウェア・エニックス側の態度に憤りを感じたSNKプレイモアは、大阪府警に告訴。
それに慌てたスクウェア・エニックスは、関係者にわび状を水面下で出すも時すでに遅し。
大阪府警はスクウェア・エニックスの家宅捜索に乗り出しました。
家宅捜索を受けたスクウェア・エニックスは、以下のような告知を提出。
著作権に対する”なあなあの認識”が浮き彫りとなり、スクウェア・エニックスは多方面から非難の嵐を受けることとなったのです。
直剣違反の認識はない
スクウェア・エニックス側は、「直剣違反の認識はない」としながらも、既刊の全回収を実施。
それと同時に、ハイスコアガールの連載無期限中止を決定するに至りました。
ハイスコアガールの連載再開はいつ?
そして2015年8月24日付で、ハイスコアガール紛争は「和解」という形で幕を閉じることになったのです。
無事、ハイスコアガールの出版・販売再開が認められ、多くのファンにとっては待ち望まれていた時のひとつとなりました。
明確に「連載再開する」という文言が和解内容等に書かれていませんでしたが、販売・出版を再開した時点で連載再開はほぼ確実と思ってもいいでしょう。
しかも今回の和解で、ある意味「SNK側の許可を得た」と認識してもいいのではないでしょうか。
こうなってくると次に気になるのは、ハイスコアガールの連載再開がいつになるのか、という点ですね。
スクウェア・エニックス側としては、ハイスコアガール=雑誌・単行本の売り上げ部数を伸ばす大事な財産です。
大事な財産ならもっと丁寧に扱えよ、という感じですが・・・
いち早く、連載再開へと持っていきたいに違いありません。
あとはハイスコアガールの作者である、押切蓮介の心身状態次第といったところでしょうか。
無自覚ながら著作権侵害という罪で書類送検されたわけですから、そのショックは極めて大きいはずですし、もっといえばスクウェア・エニックス側との信頼関係もズタボロになっていてもおかしくはありません。
年内に連載再開すれば早い方ではないでしょうか?
続報を待て!という感じですね。
管理人の所感
ハイスコアガールをはじめとして、押切蓮介の手掛ける漫画は名作だらけ。
特に「焔の眼」という作品は、管理人の一番のお気に入りです。
ちなみに一番衝撃を受けた作品は、いろんな意味で問題作となっている「ミスミソウ」。
押切蓮介の作品は、どれも胸をガシッと鷲掴みにされるような感情が湧いてきます。
ハイスコアガールも間違いなく例に漏れない名作。
連載再開を待ち望むファンは日本各地にいます。
アニメ化の話も復活するのでしょうか。
ハイスコアガールの今後の展開に目が離せませんね!
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