微熱に毎日悩まされている方はたくさんいます。
そして「たかが微熱に病院へいくのもなあ・・・」と、一人で抱え込んでいる方もやっぱり多いです。
「せめて原因が分かれば、それなりの対処もできるのに・・・」というあなたのために。
今回は、毎日続く微熱の原因についてまとめました。
毎日続く微熱の病名・原因・対処法
心因性発熱
「解熱剤が効かない」
「内科で診断しても原因が見つからない」
「特定のできごとに対して発熱が引き起こされる」
「やる気が起きない」
「倦怠感が続く」
という場合は、”心因性発熱”の可能性があります。
原因
毎日が不安になるほどのストレスを抱え込んでいる可能性があります。
また体に負担がかかっている状態で、いつも通りのことをしようと無理をしてしまいがち。
それが体にさらなる負担をかけて、ストレスの循環が引き起こされるのも大きな原因です。
「何事も手を抜かず完璧に仕上げたい!」という完璧主義であれば要注意。
対処法
心身のストレスを取り除くのが一番です。
健康な時と同じくらい活動しようとしてはいけません。
余計にストレスになってしまいます。
まずは活動に優先順位をつけて、急がずゆっくりとこなしていきましょう。
心身に負担がかかることはできるだけ避け、体が悲鳴をあげるまえに休憩を取ります。
完璧を追い求めすぎるとどうしても無理をしてしまいますので、程よく手を抜くことも大切です。
また、睡眠時間もたっぷりと取りましょう。
目を閉じて横になるだけでも、体の緊張はほぐれていきます。
自律神経失調症
「体がだるくて疲れやすい」
「肩こりがひどい」
「精神的に落ち込みやすい」
という場合は”自律神経失調症”の可能性があります。
原因
自律神経失調症とは名前の通り、自律神経がうまく機能しておらず、体温のコントロールが効かなくなってしまっている状態です。
生活リズムの乱れや環境の変化、過度なストレスなど原因はさまざま。
自律神経が首筋付近にあるため、首周りの張りが原因の場合もあります。
対処法
今一度自分の生活を見直してみましょう。
睡眠や食事など、毎日安定した生活が送れているか、ストレッサ―(ストレスの原因となるもの)は何か。
症状の原因を突き止めて、調整していくことで徐々に回復していきます。
肩こりがひどければ、ストレッチ・マッサージも有効です。
首周りの筋肉をほぐすようにして、自律神経の働きを活性化させましょう。
カウンセリングを受けるのも一つの手です。
慢性疲労症候群
「何をしていても疲れ・倦怠感が取れない」
「背中を中心に体が痛む」
「食事中・食後、急激に眠たくなる」
という場合は、”慢性疲労症候群”の可能性があります。
原因
慢性疲労症候群は、明確な原因が分かっていません。
ただし最近では、極度の疲れやストレスから体の神経系の働きが乱れてしまい、ウイルスに対する免疫が弱まってしまうのが原因、という可能性が高まってきました。
免疫が弱まっていると、体の中に入り込んだウイルスが再び活性化することがあります。
そのため健康な人でも、一度風邪を引いたのをきっかけにそのまま慢性疲労症候群にかかってしまうことも。
対処法
「疲れが原因なら休めばいいのか」
と思われがちですが、実はそうでもありません。
あまりに休み過ぎると逆に体力が低下してしまい、免疫力がさらに弱まってしまいます。
ですからむしろ、適度な量の運動を徐々にこなして、免疫力を高める方が良い場合もあります。
投薬による治療法が一般的で、抗ウイルス剤、免疫調整剤によって免疫力を回復させます。
また、抗うつ剤が効果を発揮するとの事例もあります。
時間が経つにつれて自然に回復することも。
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結核
「せき、たんが続いている」
「暑くないのに寝汗をかく」
「倦怠感がある」
という場合は”結核”の可能性があります。
原因
感染者のせき、くしゃみの飛沫や、空気中の菌を体内に取り込むことによって感染。
感染したからといって全員が発症するわけではなく、加齢などによる免疫低下によって発症する可能性があります。
他の病気に対して免疫力を落とす薬を使っている場合は、それだけ発症する可能性が高まります。
また、栄養状態の悪化によって発症することもあり、無理なダイエットで結核発症というケースも。
対処法
放っておくと、血痰や息切れなどの症状も加わり重症化しますが、決して直らない病気ではありません。
結核の疑いがあれば、すぐに病院へ行きましょう。
薬物治療が主に行われており、現在では6か月ほどの投薬で完治できるようになりました。
結核に感染した場合は、自分の治療もそうですが、周りにうつさないようにする配慮も必要です。
病院で検査してもらうのが確実
微熱を伴う主な病気を挙げましたが、他にもたくさんの病気が存在しています。
素人目で判断して、取り返しのつかないことになってはどうしようもありません。
「どうもおかしいな?」と不安になったのであれば、病院でしっかりとした検査を受けるのが一番です。
ひとまず一般内科へ行って、診断だけでもしてもらいましょう。
それでは今回はこの辺で。
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