安保法案の内容を簡潔にまとめました!賛成と反対の理由は何?

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2015年9月17日、ついに安保法案が可決しましたね。

「戦争法案」「徴兵制の復活」など、マスメディアではかなり批判的な報道のされ方をされていた安保法案ですが、「実際のところ安保法案って何なの?」と思っている人も多いはず。

そして実は管理人もその一人…。

 

ということで今回は、「安保法案が可決すると何が起こるの?」という管理人の疑問に答える形で安保法案の内容を簡潔にまとめてみました。

後半には、安保法案賛成派の理由反対派の理由もまとめおきましたので、参考までにご覧いただければと思います。

 

※以下、管理人の「安保法案とは何なのか?」という疑問に対する答えを、ネット上で収集し自分用にまとめた備忘録のようなものとなります。

内容に誤りがある可能性がありますので、「管理人、これは違うぞ!」という部分がありましたら、コメント欄にてご指摘いただければ幸いです。

 

安保法案って何?

安保法案

安保法案とは?

安保法案とは「安全保障関連法案」の略称で、「平和安全法制整備法」の一部改正と、新設される「国際平和支援法案」を一つにまとめた、計11の法によって構成された法案のことです。

2015年4月27日に「日米防衛協力の指針」に日本が合意したことにより、法律の改正が必要となったため提示されたのが安保法案でした。

 

安保法案は夏までに成立させなければなりません。

「安保法案は夏までに成立させます」と、オバマ大統領に約束していますからね。

 

平和安全法制整備法

平和安全法制整備法の中で、法改正が行われる10の法律は以下の通りです。

1. 武力攻撃事態法

集団的自衛権の行使要件を明記

2. 米軍行動関連措置法

→米軍等行動関連措置法に改正

支援対象をアメリカ軍以外にも拡大

3. 海上輸送規制法

→外国の武器などの海上輸送を実施可能にする

4. 捕虜取り扱い法

→捕虜等の取り扱いについて存立危機事態での対応を追加

5. 特定公共施設利用法

→アメリカ軍以外でもの港湾・飛行場などの利用が可能になる

6. 国家安全保障会議設置法

→存立危機事態や重要影響事態の認定など審査事項を追加

7. 周辺事態法

→重要影響事態安全確保法に改正

日本のために活動するアメリカ軍や他国軍へ、弾薬提供や兵士輸送などの後方支援ができるようになる。地球規模での活動が可能に。

8. 船舶検査活動法

→日本周辺以外での船舶検査が可能になる

9. 自衛隊法

→在外邦人救出や米艦防護を可能にする。武器使用基準を緩和。上官に反抗した場合の処罰規定を追加

10. PKO協力法

→PKO以外にも自衛隊による海外での復興支援活動を可能にする。治安維持や駆けつけ警護など任務を拡大し、武器使用基準も緩和

 

国際平和支援法案

外国軍隊支援のため自衛隊を随時派遣可能にするべく、新設される法案のこと。

 

つまりどういうこと?

上だけの文章を見ると聞きなれない言葉だらけでよく分かりませんね。

安保法案には大きく分けて2つの意味があります。

 

集団的自衛権の行使が可能になる

集団的自衛権の行使とは、「日本と仲の良い国が武力による攻撃を受けていて、その影響により日本国民に甚大な被害を招く可能性があるときに、武力によってその国を守るために戦いますよ」ということを意味します。

”日本と仲の良い国が武力による攻撃を受けていて、その影響により日本国民に甚大な被害を招く可能性があるとき”のことを存立危機事態と呼びます。

ようは、仲の良い国のピンチには駆けつけることができるようになった、ということですね。

 

ちなみに「安保法案=集団的自衛権の行使を行うための法案」と考えている人も多いようですが、集団的自衛権の行使はあくまでも安保法案の一つにすぎません。

 

自衛隊の活動範囲が大きく広がる

これまで自衛隊の活動範囲は、日本周辺(朝鮮半島あたり)に限られており、原則としてアメリカ軍の支援のみとされていました。

それが今回の安保法案(特に重要影響事態安全確保法)によって、「日本のためにも戦ってくれている国々の後方支援を行うことができる」ようになったんです。

 

自衛隊を外国へ派遣する際には、総理大臣がその派遣判断を行います。

 

安保法案でどう変わる?

安保法案の強行採決をめぐり、最近では反対派による激しいデモの様子などが、マスメディアによって報道されていました。

多くが「安保法案=集団的自衛権の行使が可能になる法案=戦争をするための法案と思っているからですね。

まあ、「安保法案=集団的自衛権の行使が可能になる法案」という認識は仕方のないことですが、「集団的自衛権の行使が可能になる法案=戦争をするための法案というのはいささか度が過ぎた認識です。

 

結論だけ言えば安保法案が通ったからと言って、「日本が戦争を積極的に行う国に様変わりする」というわけではありません。

集団的自衛権の行使が可能になるのは、日本国民に大きな被害が及ぶ可能性があるとき」に限ります。

今までは「日本国民に大きな被害が及ぶ可能性があるとき」だったとしても、日本は「日本に被害が及びませんように…!外国、頑張れ!」と祈ることしかできなかったわけですね。

安保法案によって日本は「身の危険を感じたときに、自ら危険を回避するための策・行動」を取ることが可能となったわけです。

 

安保法案に対する人々の意見

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安保法案賛成派の理由は?

中国軍の台頭や武器の拡散など、日本を取りまく安保環境は厳しくなっている。米国が世界の警察を独りでは担えないなか、日本は米国や他の国々と協力し、自国と地域の安定を保っていく必要がある。新法案はそのためのものであり、趣旨は理にかなっている。

引用元 http://www.nikkei.com/article/DGXKZO86759950U5A510C1EA1000/

 

「自衛隊、すなわち抑止力を強化することが結果的には戦争をしないで済む世界の安定、平和につながる。日本を戦争する国にしようとしているのではない」

「これまでの法制では何が起きても、自衛官個人が処罰覚悟で動くしかなかった。過去の日本は平和に対して無責任だった」

「世界平和に貢献するためには、同じ考えを持った国同士が共同で防衛にあたることが現実的だ。自衛官が法的な支援を背景に、自信を持って国や国民を守るための行動ができるようにするべきだ」

引用元 http://www.sankei.com/region/news/150609/rgn1506090067-n1.html

 

安保法案反対派の理由は?

自衛隊が「どんな時に、何を、どこまで」やるのか、法案をみても明確なイメージがわかない

引用元 http://www.nikkei.com/article/DGXKZO86759950U5A510C1EA1000/

 

「国会は日本を戦争をする国に変えようとしている。これは自衛隊が米軍の一部になってしまうということだ。私たちが総力を挙げて阻止しよう」 

引用元 http://www.sankei.com/region/news/150609/rgn1506090067-n1.html

 

この法案により自衛隊が海外へ行くようになれば隊員が足りなくなり、若い人たちが強制的に徴兵されるのではないかと懸念されている

引用もよ http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/07/17/03.html

 

ちなみに徴兵制の導入に関しては、

「憲法18条を元に徴兵制は明確に憲法違反なんです。これは憲法解釈で変える余地は全くありません」

引用元 http://thepage.jp/detail/20150808-00000003-wordleaf

と安倍首相が断言しています。

 

偏向報道気味?

テレビのニュースを見ている限りだと、「安保法案って本当にヤバイやつじゃない?」とか「本当に日本は戦争しちゃうんだ…」とか思うような報道がたくさんされています。

実際テレビでは、デモの様子や反対派の意見も多く流れていますし、「安保法案は可決されるべきではない法案だ」と思っている人も多いようす。

これだと、「ネット上でも安保法案に関する風当たりは強くなっているんだなあ…」と当然考えたくなります。

 

ところがネットの意見に注目してみると、「おや?」と、おかしなことに気づきます。

実はネット上では、安保法案反対という声は多いどころか、むしろ、安保法案賛成の声の方が大多数を占めているんですね。

 

そうして実際に安保法案のことを調べて見るとどうも、「テレビから伝わってくる安保法案のイメージ」「自分で調べてみた安保法案のイメージ」との間に、結構ながあることに気づきます。

ちなみに「テレビから伝わってくる安保法案のイメージ」は、反対派の声が重点的に報道されていることが主な原因だと思います。

 

先月タレントのつるの剛士が、Twitterに下記のような投稿をしました。

「”反対反対”ばかりで”賛成”の意見や声も聞きたいなぁって報道やニュース観ていていつも思う。賛成派だって反対派だって平和への想い、戦争反対の想いは同じ」

引用元 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150802-00016458-jprime-ent

この発言に対して、「影響力のある人がなんてことを言うんだ」というパッシングが相次ぎましたが、この発言自体何も間違ったことは言っていません。

素人目から見ても、テレビで報道されている安保法案に対する意見は「明らかに反対派に偏っているというのが丸わかりです。

 

というか、実は安保法案賛成派によるデモだって行われいるらしんですよ。

不謹慎ですが面白いことに、安保法案賛成派の人たちも「戦争反対!」と掲げてデモを行っているようです。

 

さも、「日本国民の総意は、安保法案反対なんだ!」「賛成派は戦争を起こそうとしているんだ!」伝えているようで、どうにも”偏向報道”のような気がしてなりません。

 

管理人の所感

安保法案

実際に調べて見ると、ニュース報道で聞くようなことと大きなずれがあるように感じました。

あくまでも「日本の安全は日本が守る」というスタンスを守り通すための法案なんですね。

 

まあ批判を得ている部分としては、やっぱり安保法案を強行採決で通そうとしていたこと(通されたこと)も大きく関係しているようです。

これに関してはさすがに「よくないやり方」だった気もしますが、詳しい理由は国民に説明されるのでしょうか?

それともすでにされていて、管理人が見落としているだけの可能性も…、その際はコメント欄で指摘していただければ幸いです(-_-;)

 

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